都合の悪いことは見えなくなる脳の仕組み

人間の脳には、都合の悪いことやストレスの原因となる情報を避ける傾向があります。これは「認知的不協和」とも呼ばれ、自分の信念や価値観に反する情報を無視するか、その情報を曲解して受け入れることによって、心理的な不快感や矛盾を避けるための心理的防衛機制です。

このメカニズムは、人間が持つ認知バイアスの一種で、以下のように機能します:

1. 選択的注意:人は自分にとって都合の良い情報に注意を向けがちで、都合の悪い情報は無視することがあります。

2. 選択的解釈:情報を自分に都合の良いように解釈し、自分の信念や態度を支持する証拠として利用します。

3. 選択的記憶:都合の良い情報は覚えやすく、都合の悪い情報は忘れやすいという傾向があります。

このように、人間の脳は不快な情報を避け、自分の信念や態度を維持するために無意識に働くことがあります。これは日常生活での意思決定や態度の形成に影響を及ぼし、自己中心的な見解や偏った情報の受け入れにつながることがあります。

 

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コロナの予防接種をするのしないの揺れ動いたとき、決定にたいして後押しする情報しかみえなくなったあのときのことを思い出した。

 

そして、都合のわるいことは見事にわすれているということも心理セッションをうけてわかった。

脳みそってすごい。

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